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1リットルの涙(一公升的淚水)--名句篇

1リットルの涙 第1話 『ある青春の始まり』

『特別じゃない
 ただ特別な病気に選ばれてしまった
 少女の記録ー』

『花ならつぼみの私の人生
 この青春の始まりを、
 悔いのないように大切にしたい』

1リットルの涙 第2話 『15才、忍び寄る病魔』

『お母さん
 私の心の中にいつも 
 私を信じてくれているお母さんがいる
 これからもよろしくお願いします
 心配ばかりかけちゃってごめんね』

1リットルの涙 第3話 『病気はどうして私を選んだの』

『病気は どうして私を選んだのだろう
 運命なんて言葉では かたづけられないよ』

1リットルの涙 第4話 『二人の孤独』

「タイムマシンを作って過去に戻りたい
こんな病気でなかったら
 恋だって出来るでしょうに
 誰かにすがりつきたくてたまらないのです」

1リットルの涙 第5話 『障害者手帳』

『悔しくて 情けなかった
 自分ひとりで 苦しめばいいのに 
 否応なしに回りの人までひっぱりこんでしまう』

「青空を、白い雲が、とてもきれいに流れていくのが見えた。」

『もう あの日に帰りたいなんていいません
 今の自分を認めて生きていきます』

1リットルの涙 第6話 『心無い視線』

「そろそろ寒い季節になる。
 私も思いっきり走って、体を温めたい。
 でも、また少し、歩きにくくなった。」

「思いっきり走ることは出来なくなったけど、
 ゆっくりとしか歩けないけど、
 それでも、私にはやれることがきっとあるはず。」

「心無い視線に、傷つくこともあるけれど、
 同じくらいに、優しい視線があることもわかった。」

『だから 私は絶対に逃げたりはしない
 そうすれば きっといつか』

1リットルの涙 第7話 『私のいる場所』

「新しい年が明けた。
 そして今までよりもっと
 人の助けを必要とする生活になった。」

「体育館に響く、ボールの音が好き
 放課後の、静まり返った教室も
 窓から見える風景も
 床のきしむ廊下も
 ホームルーム前のおしゃべりも
 みんな好き
 迷惑をかけるだけかもしれない
 何の役にも立てないかもしれない」

『それでも わたしはここにいたい
 だってここが わたしのいる場所だから』

『友達って対等に付き合ってくれるから、ありがたい。
 「読書するようになったのは、亜也ちゃんの影響よ」
 と言われた。
 「ああ、よかった」
 私は彼女たちに迷惑ばかりかけていたんじゃない・・・
 と、思ってもかまいませんよね。』

1リットルの涙 第8話 『1リットルの涙』

「去年の春、私の胸の中は、東高に入学する期待でいっぱいだった。
 今の私には、いったいどんな春が待っているんだろう。」

「いいじゃないか、転んだって。
 また起き上がればいいんだから。」

『転んだついでに空を見上げれば
 青い空が今日も
 限りなく広がってほほえんでいる
 あたしは 生きてるんだ』

『終業式まであと4日。
 みんなが私の為に千羽鶴を折ってくれているようだ。
 一生懸命折ってくれている姿を
 まぶたの裏に焼き付けておこう。
 たとえ別れても、決して忘れないために。
 でもーーー。
 「亜也ちゃん、行かないで」と言って欲しかった。』

そして、人に頼りすぎていたと自分を責める亜也さん自筆の日記。
『わたしのいる場所がない!』
『わたしは東高を去ります。』
『1の涙が必要だった』

1リットルの涙 第9話 『今を生きる』

「春がきた。
 誰もが心を弾ませる季節なのに、
 今の私には、養護学校のコンクリートの壁が
 目の前に立ちふさがっているように見える。
 それでも季節は何も知らないような顔をして、
 私の前を通り過ぎていく。」

「正直、まだ養護学校の生徒だという実感はないけれど、
 頑張ろう。
 今日からここが私の居場所なんだから。」

『朝の光』
 この学校の玄関前に
 壁が立っている。
 その壁の上に朝の光が白んで見える。
 いつかは 見上げて
 そっとため息をついた壁だ
 この壁は 私自身の障害
 泣こうがわめこうが 消えることはない 
 けれど この陽のあたる瞬間が
 この壁にもあったじゃないか
 だったらわたしにだって
 見つけ出そう
 見つけに行こう

「足を止めて、今を生きよう。
 いつか失ったとしても、諦めた夢は、
 誰かにゆだねたっていいじゃないか。」

『人は過去に生きるものにあらず
 今できることをやればいいのです』

1リットルの涙 第10話 『ラブレター』

『苦しみの向こう 
 人はみな苦しいのです
 でもきっと苦しみの後で
 その満足感が与えられる
 スポーツだって勉強だって試練だって
 人生だってみんなみんなそう
 苦しんで苦しみ抜けば
 その向こうには
 虹色の幸せが待っている
 それはきっと宝になるはず
 そう信じよう』

『一歩一歩 
 自分という存在が消えそうになったら
 自分の個性を生かせる所を探そう
 これからゆっくりじっくりと
 あせるな
 よくばるな
 あきらめるな
 みんな一歩ずつ
 歩いてるんだから』

「どんな小さなことでもいいから、
 人の役に立ちたいと思っていた。」

「みんなの気持ちは、素直に心に染みる。
 でもねお母さん。
 過ごしやすい場所が欲しいわけじゃないの。
 これから先、どう生きていくか。
 そのことを考えていたの。
 今の私は、ただみんなの世話になるばかり。
 足がフラつく。
 言葉が上手く話せない。
 それでも、自分の体だから、
 自分が諦めちゃいけないんだ。
 18歳。
 私にだって、私なりの未来があるはず。」

「過去を思い出すと、涙が出てきて困る。」

『現実があまりにも残酷で きびしすぎて
 夢さえ与えてくれない
 将来を想像すると また別の涙が流れる』

『わたしはどこへ行けばいい?
 何も答えてくれないけど
 書けば気持ちだけでも晴れてくる
 求めているんだよ 救いの手を
 だけど届かないし 逢えもしない
 ただ暗闇に向かって
 吠えるわたしの声が響くだけ』

1リットルの涙 最終回 『遠くへ、涙の尽きた場所に』

「胸に手を当てる。
 ドキドキ音がする。
 嬉しいな。
 私は生きている。」

『あせるな
 よくばるな
 あきらめるな
 みんな一歩ずつ
 歩いてるんだから』

『自分だけが苦しいんじゃない。
 わかってもらえない方も、
 わかってあげられない方も、
 両方とも、気の毒なんだ。』

『花ならつぼみの私の人生
 この青春の始まりを、悔いのないよう、大切にしたい。』

『お母さん。
 私の心の中に、いつも私を信じてくれているお母さんがいる。
 これからもよろしくお願いします。
 心配ばかりかけちゃって、ごめんね。』

『病気は、どうして私を選んだのだろう。
 運命なんていう言葉では、かたづけけられないよ。』

『タイムマシンを作って過去に戻りたい。
 こんな病気でなかったら、恋だって出来るでしょうに。
 誰かにすがりつきたくて、たまらないのです。』

『もうあの日に帰りたいなんて言いません。
 今の自分を、認めて、生きていきます。』

『心無い視線に、傷つくこともあるけれど、
 同じくらいに、優しい視線があることもわかった。』

『それでも私はここにいたい。
 だってここが、私のいる場所だから。』

『いいじゃないか、転んだって。
 また起き上がればいいんだから。
 転んだついでに空を見上げれば、
 青い空が今日も限りなく広がって微笑んでいる。』

『人は過去に生きるものにあらず。
 今出来ることをやればいいのです。』

麻生君へのラブレター

『麻生君へ
 面と向っては素直に言えなそうだから、
 手紙を書きます。
 いつもそばにいてくれて、ありがとう。
 励ましてくれてありがとう
 自分の夢を見つけて、生き生きと輝いている麻生くんを見ると
 私も嬉しくなります。』

『色んなことを学んで、色んな人と出会って、
 あなたはこれからも、ずっとずっと生きていく。
 あなたの未来は、無限に広がっている。
 でも、私は違います。
 私に残された未来は、 
 なんとかして生きる、それだけ。
 たったそのことだけ。
 この差はどうしようもありません。
 毎日、自分と戦っています。
 悩んで、苦しんで・・・
 その気持ちを押さえ込むので、精一杯です。』

『正直に言います。
 麻生くんといると、つらいです
 あんなこともしたい、こんなこともしたい
 もしも健康だったら出来るのにと、思ってしまうんです。
 麻生くんといると、叶わない大きな夢を描いてしまうんです。
 もちろん、麻生君のせいじゃありません。
 でも、羨ましくて、情けなくて、
 どうしても、今の自分が、みじめになってしまうんです。
 そんなんじゃ、前を向いて生きていけないから、
 いろいろしてくれて、ありがとう。
 こんな私のこと、好きって言ってくれて、ありがとう。
 何も返せないで、ごめんなさい。
 もう、会えません。』

亞也さんへの手紙

   死んじゃいたいと思っていました。
 私も亜也さんと同じ病気です。
 先生に、治らないといわれたときは、いっぱい泣きました。
 うまく歩けなくなって、学校でもジロジロ見られて、
 付き合っていた彼氏も離れていきました。
 何で私がこんな目に合うのって、毎日毎日、お母さんに当たっていました。
 でも、亜也さんの文章を読んで、辛いのは私だけじゃないんだって
 思いました。
 私は病気になってから、俯いて、地面ばかり見ていたことに気付きました。
 亜也さんみたいに強くなりたい。
 これからは、辛くていっぱい泣いても、その分ちゃんと前に進みたい。
 亜也さんのお陰でそう思えました。



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    這就是人生啊~╭(′▽`)╭(′▽`)╯ ︵︵︵ 衰神請退駕!!

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